産後不眠からの脱出

1カ月半続いた地獄の産後不眠から脱出した記録

16 仕事復帰後の報告

育休から職場復帰したので、その後の状況を報告したいと思う。 不眠が再燃することを心配していたが、そんなことは全くなかった。毎日クタクタで、子どもと夜9時に寝て、朝5時に起床しているような生活だ。復職後に不眠が再燃しなかった安心感からか、睡眠…

番外編3 産後不眠中のおかしな思考回路について

今回は、産後不眠に陥った1ヵ月半における、私のおかしな思考回路について、少し紹介したいと思う。その期間、私はまさに「心ここにあらず」な状態であった。どうゆうことかと言えば、過去や未来のことばかり考えていて、一番大切な「今現在」のことを、ほと…

番外編2 心療内科・精神科の薬について

今回は、心療内科・精神科で処方された薬について、自分が使用した感想も交えながら、紹介したい。あくまでも私の個人的な主観に基づく感想なので、個人差があると思われるが、参考になればと思う。産後不眠に陥る前まで、いや、陥ってからもだが、私は心療…

番外編1 心療内科・精神科の世界

産後不眠についての更新は一旦きりがついたが、番外編をいくつか更新したいと思う。 まずは、心療内科・精神科の世界について紹介したい。これまで30年以上生きてきて、無縁だった世界である。受診する前と受診した後で印象は変化した。 受診する前は偏見…

15 産後不眠を振り返って(まとめ)

産後不眠に陥った1ヵ月半は、これまで生きてきた中で、間違いなく最もつらい時期だった。なぜ不眠に陥り、それが続いたのか、そこからどうして回復できたのか、少し振り返り、まとめてみたい。不眠に悩んでいる皆様にとっても、参考になるかもしれない。 ~…

14 産後不眠脱出後の睡眠の波

薬は卒業できたが、今も毎日たっぷり眠れるわけではなく、波がある。意識してしまって一睡もできないこともいまだにあるし、月に数回は数時間しか眠れない日もある。1週間や2週間、1日数時間の睡眠が続いたこともある。それでも前のようにならないのは、眠ら…

13 産後不眠後の減薬・断薬

薬に抵抗があった私は、早く薬をやめたかった。最終的にすべての薬を断薬できるようになるまで1年かかったが、どのように断薬に至ったか紹介する。 ~1.ルネスタ断薬~ ルネスタは眠れるようになってから1週間で断薬した。もともと頓服だったし、効果を感…

12 産後不眠中の家族とのエピソード

産後不眠中の1ヵ月半、家族とも色々なことがあったので少し紹介したい。 ~長女と夫の涙~ 次女の産後から、私は次女と2階で夜寝ていて、長女は夫と1階で寝ていた。ずっとママと寝るのを我慢していた長女が、私の産後不眠中に「ママと寝たい」と泣きながら…

11 A病院への通院(4回目)と不眠脱出

4回目のA病院通院で、薬が大幅に変更となった。抗うつ薬の効果は出てきているものの、睡眠が一向に改善しないためだ。 ジプレキサ:最小量→2倍に ジェイゾロフト:最小量→2倍に ソラナックス→効果の長いジアゼパムへ ルネスタ:そのまま デパス:なしに その…

10 職場への挨拶

不眠になってから、ずっと気になっていたことがあった。職場への挨拶だ。私の職場は、産後に生後数か月の赤ちゃんを連れて、挨拶に行く慣例があった。しかし、不眠になってそれどころではなかった。でも、ずっとそのことが気になっていて、「行かなきゃ。」…

9 A病院への通院(3回目)

2回目のA病院通院から1週間後、3回目の通院だった。一部の薬が変更になった。マイスリーがルネスタに、セロクエルがジプレキサになった。診察では、医師から「顔色が良くなっている。」と言われ、「抗うつ剤の効果も出てきている。」とのこと。これまで1週間…

8 A病院への通院(2回目)

初診の1週間後、A病院2回目の通院だった。症状が悪化し、抑うつ状態が酷くなってきたことから、抗うつ剤であるジェイゾロフトの服用を開始することになった。不眠が始まって3週間が経過していた。 2回目の通院の週末、長女の保育園の運動会があった。見に行…

7 症状の悪化

2つの病院を受診したのに、ますます眠れなくなっていくことで更に不安が募り、日中の不安感や抑うつ状態が酷くなっていった。不安に耐え切れず、A病院で処方されたソラナックスを日中服用するようになった。飲むと少し楽になる気がした。しかし、ベンゾジア…

6 母乳からミルクへの切り替え

セロクエルを飲んだ場合、母乳はあげないようA病院の医師から指示があった。マイスリーなどについては産婦人科で母乳を続けて良いといわれていたが、次女が眠りがちになるように感じたし、薬の服用は長引くことが想定されたため、これ以上の次女への薬の影響…

5 睡眠専門の心療内科(A病院)への受診

予約不要のB病院を受診した3日後、キャンセル待ちで予約していたA病院の空きが奇跡的に出た。台風で電車が止まり、来られなくなった初診の患者さんがいらしたのだ。これは奇跡だった。通常、この病院の初診は何ヶ月も先になると聞いていた。それがこんなに早…

4 予約不要の精神科(B病院)への受診

初めは抵抗がありしばらくためらっていたが、このままでは治らないと思い、精神科又は心療内科への受診を決意した。ところがどこの病院も予約できるのは2~3週間後だった。とりあえず、睡眠専門の心療内科(A病院)をキャンセル待ちで予約したが、いつ空き…

3 母の到着

母が我が家に来てくれて、安心して声をあげて泣いた。私は関東在住、母は中部地方在住だった。母は、認知症の祖母の世話を父に任せ、しばらく我が家に滞在してくれることになったのだ。父母の助けがなければ私は死んでいたかもしれない。心から感謝している…

2 産婦人科病院の受診とマイスリーの処方

さすがにマズいと思い、産婦人科を受診した。そこで、マイスリー10ミリが1ヶ月分処方された。医師からは授乳も問題ないと説明を受ける。「これで眠れる。」と思ったが、ここからが地獄の始まりだった。薬をもらってその晩、早速服用した。6時間眠れた。しか…

1 地獄の産後不眠の始まり

~このブログの目的~ 世の中の不眠で困っている方々に、少しでも役に立つ情報を発信したいと思った。 ~前提として~ 私は不眠がとても怖かった。眠らないと血圧が上がると思っていた。1人目のときも2人目のときも、出産後の入院中ほぼ一睡もできず、血圧が…