産後不眠からの脱出

1カ月半続いた地獄の産後不眠から脱出した記録

12 産後不眠中の家族とのエピソード

産後不眠中の1ヵ月半、家族とも色々なことがあったので少し紹介したい。

~長女と夫の涙~

次女の産後から、私は次女と2階で夜寝ていて、長女は夫と1階で寝ていた。ずっとママと寝るのを我慢していた長女が、私の産後不眠中に「ママと寝たい」と泣きながら訴えた。泣くほど我慢させていたことが、本当に申し訳なかった。その日、長女が寝付くまで1階で私も寝ることにしたのだが、嬉しかったのか、1時間経っても長女は起きていた。結局そのあと2階に行ったのだが、夫が「一緒に寝てくれてありがとう」と涙を流した。私の産後不眠中も、冷静に私を支えてくれていた夫が唯一泣いた場面だった。私も申し訳なくて泣けてきた。「早く不眠から抜け出さなくては」と思った出来事だった。

~家事育児~

産後不眠中、私は次女のミルク以外家事育児ができなかった。基本的には母が家事をしてくれた。私が家で次女と二人きりになれなかったので、保育園の送り迎えは夫がやってくれた。育児に関しても、母と夫で頑張ってくれた。子供たちと遊んであげられないのが本当に悲しかった。長女は私の様子がおかしいことを感づいていたのだろう、トイレが異様に近くなった。酷いときはトイレの数分後にまたトイレに行っていた。すごく心配したけれど、これも一時的なもので、間もなく治った。だが、間違いなく長女の精神面にも影響していただろうと思う。