産後不眠からの脱出

1カ月半続いた地獄の産後不眠から脱出した記録

8 A病院への通院(2回目)

初診の1週間後、A病院2回目の通院だった。症状が悪化し、抑うつ状態が酷くなってきたことから、抗うつ剤であるジェイゾロフトの服用を開始することになった。不眠が始まって3週間が経過していた。

2回目の通院の週末、長女の保育園の運動会があった。見に行けなくて、本当に悲しかった。長女にも申し訳なかった。今思うと、この辺りが最も精神状態が悪かったと思われる。

ところが、その翌週少し変化が訪れた。何に対しても心が動かず、興味をなくしていたのだが、母の買い物についていったとき、特売で色々なものがとても安くなっていた。「今日安いね!これも安い、これも安い!!」と嬉しくなった。こんなことは、不眠になって初めてのことだった。抗うつ剤を飲み始めて1週間たった頃だった。じわじわと薬の効果が表れ始めてきたようだ。

しかし、睡眠状態に関しては悪くなる一方だった。3回目の通院前には、3日連続で一睡もできなかった。