産後不眠からの脱出

1カ月半続いた地獄の産後不眠から脱出した記録

13 産後不眠後の減薬・断薬

薬に抵抗があった私は、早く薬をやめたかった。最終的にすべての薬を断薬できるようになるまで1年かかったが、どのように断薬に至ったか紹介する。

~1.ルネスタ断薬~

ネスタは眠れるようになってから1週間で断薬した。もともと頓服だったし、効果を感じなかった薬だったため抜いてみた。抜いても全く問題なく眠れた。

~2.ジアゼパム断薬~

医師の指導のもと、ベンゾジアゼピン系のジアゼパムから減薬が始まった。1ヵ月に1度のペースで通院していたため、減薬のペースはゆっくりだった。1ヵ月に1ミリずつ減らした。5ミリ→4ミリ→3ミリと減らしていき、5ヵ月かけて断薬。離脱症状としては頭痛があったくらいだった。

~3.ジプレキサ断薬→ベルソムラへ切り替え~

ジアゼパムの減薬中、ジプレキサを2錠→1錠→0錠に2日で断薬した。同時に、試してみたいとお願いして処方いただいていたベルソムラを飲み始めた。眠剤は、こうして早々にジプレキサからベルソムラへ切り替えた。ジプレキサが2錠になってから、体重が4キロほど一気に増え、早く卒業したかったのだ。ジプレキサは効果は高いが、ものすごく太る。そこまで食べる量が増えていなくても太る。世の中の太っている人に対して、今までは「食べ過ぎなのだろう」と思っていたが、ジプレキサのような太る薬のせいで太っている人もいることが分かった。ベルソムラは依存性も耐性も極めて低いので、早々に切り替えができて嬉しかった。ベルソムラなら、一生飲んでも構わないと考えていた。

~4.ジェイゾロフト断薬~

ジアゼパムの断薬後、抗うつ剤であるジェイゾロフトの減薬に入った。これもゆっくりペースで、2錠飲んでいたのだが、1ヵ月に0.5錠ずつ減薬した。断薬まで4カ月かかった。ジェイゾロフトを飲んでいるときは感情の波があまりなく、フラットな状態だったが、断薬後は、感情の波が元に戻った。嬉しいとき・悲しいとき・怒っているときと、しっかり感情が動くようになったように思う。断薬後の方が人間らしくて自分は好きだ。

~5.ベルソムラ断薬~

最後に残ったのがベルソムラだ。20ミリ→15ミリ→10ミリと5ミリずつ減らした。途中、眠れなくなることもあったが、4カ月ほどかけて断薬した。そのようにして、最終的にすべての薬を卒業できた。